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部長インタビュー③ 第一製造部(DTP編集・刷版)

2015/8/18

皆様こんにちは、トミナガの HP担当の冨永憲史です

3回にわたりお送りしております、トミナガ部長インタビュー。

第三回目はDTP編集・刷版を行っている、第一製造部 末水敦善部長にお話を聞きます。

 

————第一製造部の紹介をしてください

 

第一製造部 部長の末水です。

 

第一製造部は、製版(DTP)・刷版(CTP)を扱う部門です。

DTPオペレーターはIllustrator・Photoshop・InDesignを使用して、文字組やデザイン、画像のレタッチや色調補正など、より良い印刷物になるよう、より良い版を供給するための作業をしています。

CTPオペレーターは、面付作業や出力機の操作など、印刷部門に滞りなく版の供給をするための作業をしています。

人数は7名と少数ですが、一人一人がそれぞれの力を発揮し、「好品質」を提供しています。

 

※作業工程の詳細についてはこちらをご覧ください。

 

————部長から一言

 

私が印刷業界に転職してから20年近くが経とうとしています。

私が始めた頃のDTPは黎明期を過ぎた辺り、製版会社や印刷会社でもデジタル化の波が押し寄せ、アナログ製版と混在していた時期でもあります。

 

当時のデジタルのシステムはまだまだ不完全な部分が多く、時間の面でも品質の面でも、思うように仕事が出来ないことがよくありました。

腕のいいアナログ製版の職人さんは神業のような早さで仕事をこなしていましたので、「デジタルは全然ダメじゃないか」というようなことをよく口にされていましたし、実際その通りでしたので、何度も悔しい思いをしたのを覚えています。

 

「同じものを作っているのに、こんなにも差が出るものなのか」とも思いましたし、同時に「絶対に追い越してやる!」とも思っていました。

当然のことながら、アナログ製版は数年と待たずにデジタルのDTPに取って代わられていきました。

ハードの面でもソフトの面でも新しいものが出てくるたびに、驚くほど向上していきました。それが現在まで繰り返し続いています。

 

昔と比べると、完成された設備と完成されたルールの中で仕事をすることで、間違いの少ない、確実な仕事をこなすことが当たり前のようにできるようになりました。昔は苦労していたものが、とても簡単に出来てしまうこともあります。

これも偏に技術の進歩の賜物でしょうが、逆に印刷・製版としての専門性が薄らいできているとも言えます。

 

このような状況の中で、トミナガとして他と差を出していくことは非常に難しいと思われますが、弊社では長年培われてきた技術の蓄積があります。

古くなったものを全て捨てるのではなく、古いものを基盤として新しいものを積み重ねていくこと、それが弊社の経営理念でも謳っている「会社の継続・継承・進化」であり、その理念に則った仕事を心がけていくことで、他とは一味違う製品作りを心がけております。

 

 

トミナガの起源である「製版」を受け継いでいるのが、第一製造部です。

アナログからデジタルへと大きな変化を遂げた製版ですが、

その中で末水敦善部長は、お客様から「末水さんにお任せすれば大丈夫」と絶対的な信頼と評価を頂いています。

これから先もお客様に喜んで頂ける、トミナガの好品質を作り続けてくれると思います。

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